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D2C商品をOEMで作るメリットとは?メーカーの探し方も紹介

D2C商品をOEMで作るメリットとは?メーカーの探し方も紹介

2024.05.28

D2Cは、卸売会社や小売店などを介さず、自社ECサイトなどで製品を直接顧客に販売するビジネスモデルです。しかし販売する製品に優れた商品力がないと、成果につながらないことがあります。今回は、D2C商品をOEMで製造するメリットや適切な製造メーカーの探し方について解説します。

目次
D2C(Direct to Consumer)とは
 D2Cビジネスモデルの特徴
 D2Cのメリットとデメリット
OEM(Original Equipment Manufacturing)とは
OEMとODMの違い
D2CにおけるOEMのメリット
 質の高い製品を生産製造できる
 商品の製造コストが抑えられる
 商品販売に専念できる
 在庫リスクを抑制できる
OEMのデメリットや注意点
D2CにおけるOEMメーカーの探し方と選定ポイント
 OEMメーカーの探し方
 OEMメーカーの選定ポイント
D2CビジネスにおけるOEM製造の流れ
中野製薬OEM/ODM製品の実例や実績
OEM企業をパートナーにD2Cブランドを発展させよう

D2C(Direct to Consumer)とは

D2C(Direct to Consumer)は、消費者と直接取引するビジネスモデルです。従来取引形態とは異なり、流通会社や小売店などを介さず、自社サイト等で販売する仕組みを構築しています。ここでは、D2Cの特徴からメリットやデメリットについて解説します。

D2Cビジネスモデルの特徴

D2Cのビジネスモデルは、卸売会社や小売店などを介さず、自社が運営するECサイトなど等で直接顧客に製品を販売する点が特徴です。中間マージンが少なく収益率が高くなるなど、企業と消費者が直接取引するメリットは多く、さまざまな業界で注目を集めています。

ただし、実店舗と異なり、商品を見た消費者に対面でアプローチすることができません。売上を伸ばすには、SNSなどを活用して情報発信をしながら、中長期的な販促活動を行う必要があります。

D2Cのメリットとデメリット

D2Cの主なメリットには、以下の3つが挙げられます。

D2Cは、小売店などの中間会社を介さず、直接顧客と取引ができるため、仲介料や手数料、流通コストを削減でき、結果的に収益性を高められます。また、D2Cは、消費者と直接コミュニケーションが取れる機会が多いため、消費者のニーズを汲み取りやすいです。

消費者のリアルな声を参考に既存商品の改良や新商品開発が可能になり、満足度の高い商品を提供できます。さらに、D2Cは消費者に直接商品を配送することがほとんどです。商品購入を通して、氏名や住所、メールアドレスなど顧客データを収集しやすくなります。購入後もメルマガやダイレクトメールを活用して、継続的なコミュニケーションを行うおこなうことが可能です。

D2Cの主なデメリットには、以下の2つが挙げられます。

D2Cは、商品を販売してもすぐに売れるわけではありません。自社で運営するECサイトにうまく誘導しながら、集客・認知を拡大していく必要があります。新規顧客の獲得後は、購入を続けてもらう仕組みを構築することも大切です。

また、同業他社が多く存在する中で自社を選んでもらうためには、商品力が問われます。消費者の共感を得られる世界観や、顧客満足度を高められる他社との差別化が必要です。商品力がないと、認知を高めても顧客の継続的な購入にはつながりません。

OEM(Original Equipment Manufacturing)とは

OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、委託を受けて他社ブランドの商品を製造、生産することを指します。またこの言葉は、委託を受けた企業自体を指す場合もあります。

従来は、自社に製造設備を持ち、企画から製造、販売まで全プロセスを自社で行うことが一般的でした。しかし、このような生産形態では設備の維持費用や人件費が大きく、売上の状況次第では経営を圧迫する恐れがあります。

このため、経営への影響を最小限に抑えるために注目されはじめたのが、OEMを活用して製造のみを委託することです。OEMを活用することで、コストを抑えつつ生産規模を拡大することが可能です。

OEMとは?OEM商品を製造する目的やメリット・デメリットをわかりやすく解説

OEMとODMの違い

OEMは、委託を受けて他社ブランドの商品を製造する手法です。製造工程のみを委託することで、コストを抑つつ生産規模を拡大できるメリットがあります。一方のODM(Original Design Manufacturing)は、企画から製造までの全プロセスを受託メーカーに任せる手法です。納品された商品は、委託側がブランド名をつけて自社サイト等で販売します。

ODMとは?OMEとの違いやメリットをわかりやすく解説

D2CにおけるOEMのメリット

OEMは、スタートアップ企業やスモールビジネスにとって多くのメリットがある手法です。主なメリットには、以下のようなものがあります。

それぞれのメリットについて、詳しく解説しましょう。

質の高い製品を生産できる

OEMを活用すれば、メーカーの技術やノウハウを活かしながら質の高い商品を製造できます。

商品開発においては、使用する材料や配送、容器などの知識が必要不可欠です。OEMを活用することで、商品開発に必要な知識を有するメーカーに製造を委託できます。製造コストを抑えながら品質の高い商品を生産し、消費者に提供することが可能です。

商品の製造コストが抑えられる

OEMを活用すれば、製造コストを抑えられる点もメリットです。

通常、自社で製造するには、製造設備や人材を確保する必要があります。しかし、製造した商品の売上が伸びなければ、経営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。OEMで製造工程を委託することで、初期投資のコストやリスクを抑えられるため、少ない資本でも自社商品を製造することが可能になります。

商品販売に専念できる

製造工程をOEMにすることで、委託側は販売に集中できます。

自社で製造を行う場合、製造設備や人員確保への投資が必要です。多額の初期投資はもちろん、設備費や人件費などのランニングコストがかかります。

OEMに委託することで、本来製造にかかる経営資源を販売拡大のための投資に回すことが可能です。特にD2Cビジネスで利益を上げるには、ブランド認知を高めて顧客を獲得する必要があります。このように製造工程をOEMにすることで、委託側は製造業務に圧迫されることなく、商品販売や宣伝に注力することができるでしょう。

在庫リスクを抑制できる

小ロット生産に対応するOEM企業を選べば、需要に応じて生産量を調整できるため、在庫リスクを抑制できます。

在庫を多く抱えた状態では、在庫管理にかかる費用が増えて収益性が悪化する可能性があります。在庫リスクを抑えたい場合は、小ロットで委託することもひとつの方法です。

※中野製薬ではOEMの受注生産をお受けしていますが、ロット数によってはお受けできない場合がございます。最低ロット数に関してはお問い合わせください。製造した商品は一括納品です。

OEMのデメリットや注意点

OEMを活用して商品を製造すれば、D2Cビジネスにおいて重要な商品販売や宣伝に注力できます。しかし、製造の全工程を受託側に任せるため、製造技術やノウハウが自社に蓄積されません。結果的に、OEMメーカーに依存せざるを得ない状況に陥ることも多いです。

製造を委託すると、支払う費用が委託側に発生することも忘れてはいけません。製造設備を自社で整えることに比べると初期投資は抑えられますが、製造費だけを考えると収益率が下がることがあります。OEMにかかる費用はメーカーで異なるため、見積もりを依頼してしっかり比較検討しましょう。

また、製造を委託する際、発注時に商品イメージを明確に伝えることも重要なポイントです。メーカーによって得意分野が異なるため、受託側と委託側の間で商品イメージにずれが生じることがあります。初期の打ち合わせ時は、口頭での説明だけでなく、イメージ画像なども提示するのが得策です。

D2CにおけるOEMメーカーの探し方と選定ポイント

D2Cビジネスを展開するにあたって、どのようにOEMメーカーの探すのか、さらに選定ポイントを紹介します。

OEMメーカーの探し方

自社に合うOEMメーカーの探し方には、以下のような方法があります。

目的に合ったOEMメーカーを見つけるためには、事前リサーチを丁寧に行うことが大切です。複数のOEMメーカー候補を見つけて、費用やサービス内容などを比較してみましょう。

化粧品のOEMメーカーの探し方について詳しく知りたい方は、以下のページをご確認ください。

化粧品OEMの選び方を完全解説!納品までの基本的な流れや具体的な探し方もご紹介

OEMメーカーの選定ポイント

OEMメーカーを選ぶときは、作りたい商品が受託側の得意分野かどうかを確認しましょう。その分野における知見が豊富なOEMメーカーであれば、安心して商品の製造を委託できます。また、質の高い商品を製造するには、技術力や実績の有無も重要なポイントです。技術力や実績のあるOEMメーカーであれば、理想の商品に近づけられるでしょう。

さらに、自社に商品開発技術が不足しているD2Cブランドにとっては、サポート体制やアフターフォローの充実度も確認しておきたいポイントです。ワンストップで対応できるOEMメーカーであれば、初めての委託でも安心して発注できます。

D2CビジネスにおけるOEM製造の流れ

D2CビジネスにおけるOEM製造の流れは、製造する商品や委託メーカーによってで異なります。中野製薬に商品の製造を委託した場合の基本的な流れは、以下のとおりです。

【開発フロー】

  1. 初回打ち合わせ
  2. 処方検討
  3. 資材検討
  4. 容器テスト
  5. 各種試験を行いながら、商標の確認等の各種申請
  6. 処方・容器決定/最終見積もり
  7. 発注・納品(資材納期により変動あり)
  8. 納品後も充実したアフターフォロー

中野製薬では、アフターフォローまでを含めたワンストップのサービスを提供しているため、D2Cビジネスにおすすめです。初めてOEMメーカーを利用する方でも、安心して発注できます。

化粧品OEM/ODMの納期はどのくらい?製造の流れも解説

中野製薬OEM/ODM製品の実例や実績

中野製薬では、OEM/ODMにおいて大手通販会社様や美容室様、芸能関連など幅広いお客様と多くの取引実績があります。

ヘアケア ヘアケア スタイリング料スタイリング料育毛剤育毛剤
会社A社B社I社J社D社E社
発注数約80,000本約10,000本約10,000本約30,000本約60,000本約50,000本
年商非公開非公開100億円規模非公開非公開1億円規模
流通先直営店・自社ECなど自社EC百貨店などバラエティなど訪問販売バラエティ・サロン・自社ECなど

中野製薬におけるODM/OEMの強みについて詳しく知りたい方は、以下を確認してください。
中野製薬のODM/OEMの強み

OEM企業をパートナーにD2Cブランドを発展させよう

D2Cビジネスは、中間マージンが少なく収益率が高い、消費者ニーズを汲み取りやすいなど多くのメリットがあります。しかし、同業他社が多く存在する中で、自社商品を選んでもらうためには商品力が重要なポイントです。

中野製薬では、大手通販会社様や美容室様、芸能関連など、幅広い取引実績があります。D2Cビジネスを展開するにあたってOEM/ODMでの製品製造を検討している場合は、ぜひ一度中野製薬にご相談ください。