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ホワイトラベルとは?意味やメリット、適している商品例をご紹介

ホワイトラベルとは?意味やメリット、適している商品例をご紹介

2023.01.20

ホワイトラベルとはOEMとほぼ同義で使われ、クオリティの高い商品を売り出したい場合におすすめの戦略です。自社に製造施設をもつことなく商品ラインアップを拡大できるため、新分野参入のハードルを下げられます。この記事ではホワイトラベルの概要や活用例をご紹介します。

目次
ホワイトラベルとは
 ・OEMとほぼ同義の言葉として使われる
 ・代理店販売との違い
ホワイトラベル化の4つのメリット
 ・製造コストを削減できる
 ・商品ラインアップの拡張に役立つ
 ・商品品質を上げられる
 ・リスクが低い
ホワイトラベルを活用するケース
 ・商品ラインアップを拡大したい場合
 ・生産することなく自社ブランドを販売したい場合
ヘアケア商品はホワイトラベル化に適している!
 ・スタイリング料
 ・育毛剤
スタイリング料や育毛剤の販売をお考えなら

ホワイトラベルとは

ホワイトラベルとは、他社が開発・製造した商品やサービスを自社ブランドの名前で販売することです。ホワイトレーベルと呼ばれることもあります。

製造の段階では真っ白のラベルが貼られているだけであった商品が、ブランドのイメージやコンセプトに合わせた仕様に完成され、売り出されていく様子が由来となっています。

新たな市場を開拓し販売先を拡大したい製造元や、製造の労力をかけずに自社ブランド商品を展開したいメーカーのニーズがマッチし、ホワイトラベル商品が多く登場するようになりました。近年さまざまな業界で、ホワイトラベルの活用に対する注目が高まっています。

OEMとほぼ同義の言葉として使われる

ホワイトラベルとほぼ同じ意味をもった言葉として使われているのが、OEMです。OEMは、Original Equipment Manufacturingの頭文字を取った用語で、自社ブランド商品やサービスの製造を他社に委託することを意味します。

ホワイトラベルとOEMは、実際に同じ意味で用いられることが多いため、言い換え表現として使っても問題ないでしょう。

OEMに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。メリット・デメリットや業界別OEM事例などを参考にしてみてください。

OEMとは?OEM商品を製造する目的やメリット・デメリットをわかりやすく解説

「OEMメーカー」とはなにかを解説した記事はこちら

OEMとODMの違いとは?それぞれの意味やメリット・デメリットも解説

販売代理店との違い

ホワイトラベルと区別しておきたいのが、販売代理店の概念です。販売代理店も他社の商品やサービスを取り扱いますが、両者には決定的な違いがあります。

そもそも販売代理店とは、メーカーや販売元が社外のビジネス提携企業に商品・サービスの販売権利を与え、営業や契約・アフターサービスの業務を代わりに実施してもらう仕組みです。

一方のホワイトラベルは、出来あがった商品を自社ブランドとして扱える点が大きなメリットです。マーケティング施策や販売方法も、自社製造商品と同じように検討できます。

  ホワイトラベル化の4つのメリット

商品製造をホワイトラベル化する4つのメリットは、次のとおりです。

製造ラインを確保する必要なしに自社ブランド商品を手にできるホワイトラベルは、上手く活用すればコスト削減やリスク回避に役立ちます。さらには、経験やノウハウをもった協力企業と業務提携することで、商品自体のクオリティを上げられるのが大きなメリットです。

ホワイトラベルを検討する際に知っておきたい、4つのメリットをご紹介します。

製造コストを削減できる

新分野での商品開発を計画している場合は、ホワイトラベルを活用することでコスト削減のメリットが大きくなるでしょう。例えば化粧品会社が新たにヘアケアラインの商品を売り出したいと考えた場合、全てのリソースをそのまま新商品の製造に再利用するのは難しいのが現実です。

効率的に新商品の製造をおこなうには、自社で担う業務と他社に委託する業務を見極める必要があります。製造を進めるのが専門性にあわせて他社委託することで、自社では自社の専門性の高い仕事に専念でき、時間や労力・費用をセーブできます。

ホワイトラベルは、コスト面での負担を軽減しつつ、自社ブランド商品を製造できるのがメリットです。

商品ラインアップの拡張に役立つ

商品のホワイトラベル化は、取り扱う商品ラインアップの拡張を検討している際にメリットが大きい手法です。これまで基礎化粧品やメイクアップ用品を取り扱っていた販売メーカーの場合、美容に関心が高いターゲット層を相手に関連の商品ラインアップを充実させる戦略が有効だと考えられます。

基礎化粧品やメイクアップ用品だけでなく、ヘアケア商品のホワイトラベル化をして商品展開すれば、より幅広い消費者ニーズに応えられるでしょう。ホワイトラベル商品の製造を担当しているメーカーの多くは関連分野の商品製造に関する専門家であるため、販売メーカーがさまざまな商品を仕入れてラインアップを拡張するサポートをしてくれます。

商品品質を上げられる

クオリティの高い商品を市場に提供できる点も、ホワイトラベル化の主要なメリットの1つです。とくに新たな分野に新規参入する場合、必要となる知識やノウハウの不足から商品の品質が下がってしまう不安が残ります。

しかし、ホワイトラベル化で商品製造を専門のメーカーに委託すれば、熟練の経験を駆使して質の高い商品を完成させることができるのです。研究開発や設備投資などにかける十分な予算がない場合、十分な品質を確保できるか不安になっている販売メーカーも多いでしょう。

信頼できるホワイトラベル商品製造メーカーと協力すれば、大規模な予算をかけなくても質の高い商品をターゲット市場に提供できます。

リスクが低い

ホワイトラベル商品は通常、安全性や防腐試験などのさまざまなテストを実施しているため、品質が保証されており安心して販売することができます。関連する商品の知識が十分でない場合は、商品開発や販売開始において思わぬトラブルに見舞われる可能性もあるでしょう。

ホワイトラベル化で製造メーカーと協力して商品企画・製造を進めていれば、製造メーカーの豊富な知識を活かしてリスク回避ができるのがメリットです。具体的な商品に関わる法規についても製造メーカーが確認をし、アドバイスをくれるため、新分野への挑戦をする際には心強い味方となります。

ブランド展開において一度マイナスなイメージが付いてしまうと、払拭するのが難しくなります。

商品企画や製造の段階から、リスクに備える姿勢を忘れないようにしましょう。

ホワイトラベルを活用するケース

ホワイトラベルを活用するのにおすすめなケースは、次の2つです。

ホワイトラベルの特徴を把握し、活用すべきタイミングを見逃さないようにしましょう。

商品ラインアップを拡大したい場合

商品ラインアップを拡大したい場合は、ホワイトラベル化を検討するおすすめのタイミングです。ホワイトラベル商品製造メーカーは複数の関連する商品を製造しており、知識やノウハウも豊富に備えています。

複数の商品を一気に製造発注することも可能で、自社ブランドの商品ラインアップを見直したい・充実させたい場合にピッタリの選択肢です。いちから商品開発に関する知識や設備をそろえる必要もないため、商品発売開始までの時間も短縮できるでしょう。

自社製造することなく自社ブランドを販売したい場合

2つ目のホワイトラベル活用シーンは、自社製造のための大規模なコスト投資が難しい場合です。既製品の仕入れではなく、自社ブランド品を売り出したいと考えている多くの企業にとって、新規市場参入の障害となるのが製造ラインを確保することです。

商品をホワイトラベル化して製造すれば、自社の設備投資に大きな費用をかけることなく、クオリティの高い自社ブランド品を誕生させられます。新商品の販売は売り上げが安定するまで時間がかかるケースも多いため、ホワイトラベル商品製造メーカーのサポートを受けながら、効率よく商品開発・製造ができるメリットは大きいといえるでしょう。

ヘアケア商品はホワイトラベル化に適している!

ファッションや美容に関心をもっている消費者に対して、効果的にアピールできるのがヘアケア関連商品です。ヘアケア商品は使用感や香り、パッケージデザインなど消費者のこだわりが反映されやすいアイテムだといえるでしょう。

消費者に受け入れられヒットする商品を生み出すためには、ヘアケアに関する深い知識と製造ノウハウが欠かせません。しかし、一般的には自社で研究設備や製造設備をそろえるには大きな負担がかかります。

そこで検討したいのが、ヘアケア商品のホワイトラベル化です。今回は具体的にスタイリング料と育毛剤を例に、ホワイトラベルに適したヘアケア商品の特徴をご紹介します。

スタイリング料

画像引用 : 中野製薬 – ODM/OEMの実例と実績

ヘアサロンでの仕上がりには満足できても、自宅でヘアセットが上手くいかないという消費者のニーズに応えるのがスタイリング料です。スタイリング料は、ヘアセットをしやすくするベースタイプ、思い通りのヘアスタイルに仕上げるために使うプロセスタイプ、出来上がったスタイルをキープするフィニッシングタイプと種類も豊富にあります。

ターゲット層のニーズに合わせたスタイリング料に仕上げるには専門的な知識が必要とされるため、素人には難しい点が多いでしょう。ホワイトラベル商品であれば、製造メーカーにアドバイスを受けながら商品企画を進められます。

ワックスやジェルとは違ったスタイリング剤の開発を検討されている方におすすめの資料はこちら
(クリーム状のワックスやファイバーワックスとの違いや、べたつかず自然なキープ力について紹介しています。)

育毛剤

画像引用 : 中野製薬 – ODM/OEMの実例と実績

育毛剤は髪の毛のボリュームに悩む、多くの消費者が必要としているアイテムです。今生えている髪の毛を健康に保ち、抜け毛などの問題を防ぐために使用します。

発毛剤とは違って、現段階では薄毛の問題がない消費者に対しても、将来的な不安を解消するために使用をすすめられるのがメリットです。抜け毛や薄毛の問題がない場合でも、頭皮環境改善のために育毛剤を愛用しているケースがあるようです。

医薬部外品である育毛剤は、商品コンセプトによって幅広いターゲットにアピールできる商品となるでしょう。ホワイトラベル商品として製造を進めれば、消費者の悩みにこたえる育毛剤を誕生させられるはずです。

医薬部外品育毛剤の企画開発をご検討の方におすすめの資料はこちら
(白髪が生えてくるメカニズム、特徴成分“フラボノイド”、育毛剤に配合された各成分の効果について紹介しています。)

ホワイトラベル商品の販売をお考えなら

ホワイトラベルとは、自社ブランド品の製造を専門のメーカーに依頼する製造方法を意味します。OEMとほぼ同じ意味で使われている言葉で、研究施設や製造設備をもたない企業が自社ブランド品を展開する際の有効な選択肢です。

ホワイトラベル商品を取り扱うことで、リソースにかかるコスト削減やリスクの回避、商品ラインアップの拡張などのメリットが得られます。製造メーカーのノウハウや知識を活かして、自社だけでは作り上げられない商品を生み出すきっかけにもなるでしょう。

美容やファッションに関心が高いターゲット層を相手に商品展開をしている場合は、ヘアケア商品のホワイトラベル化を検討してみるのも手です。新規市場参入のハードルを下げるためには、経験豊富なホワイトラベル商品製造メーカーと手を組んで進めるのがよいでしょう。

中野製薬では、これまで60年間ヘアケアの悩みに応える、確かな技術力をもった商品をOEM製造してきました。創業以来美容室とともに歩んできた経験を活かし、トレンドや最新の技術を加えて開発を行うため、最先端の商品開発が可能です。

自社ブランド商品の企画・製造を進める際には、ホワイトラベル商品・OEM商品の活用も検討してみてください。